ヘボン博士

活動報告

2017/9/15 第218回 岡本多喜子氏「高齢者は75歳から?世界が注目する日本の高齢社会」

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岡本先生は学長補佐も務められた老人福祉論を担当する明治学院大学社会学部の教授。2015年には、岡本先生を中心とする高齢者処遇 史研究会がまとめた「浴風園ケース記録集」を発行され、日本最古のケー史記録であると注目を浴びている。日本の高齢者率は世界第一位であり、 総人口が減少しているが高齢化率が高い。日本がそれにどう対応するのかに世界から注目が集まっている。また、平均寿命と健康寿命に10歳 ほどの開きがあり、この差をどう埋めていくのか、も注目すべき点である。日本老年学会は、以前に比べ65歳以上者の心身機能が「若い」為、 高齢者の定義を75歳以上としてはどうかと提言している。認知症は、軽度も含めて75〜79歳では13.6%であるが、95歳以上では8割近い。 おもしろいのは「生きがいと感じるとき」の調査である。家族の団らんが第一位であることは世界共通だが、第二位は日本がテレビであるのに 対して、USA、ドイツ、スウェーデンでは友人・知人となっている。第三位も日本が趣味であり、USA、ドイツは美味しいものを食べること、 である。高齢者の価値観が多様化している。身体機能が低下した場合、どこに住みたいかの調査では、日本では現在のまま自宅で、 との回答が半数を超える。スウェーデンでは改装して自宅で、という回答が半数に迫る。有料老人ホームは入居に1000万円、毎月20万円以上の 費用が必要になることを考えれば、自宅を住みやすく改装しヘルパーを雇う、という考え方もできる。これからの人生計画は100歳まで 考えなければならない。「どのような生活をしたいか、人生を楽しむことを大切にすること」が重要である。とまとめられた。生きていくのは 楽しみであり大変なことだと感じた。

2017/6/16 第217回 植木献学術博士「スコットランドで取り組んだキリスト教と食の関係」

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植木先生は2015年に2歳のお嬢ちゃん、奥様と犬を連れ“食べることからキリスト教神学全体を見直すことが出来るか”をテーマに英国へ 旅立たれた。サバティカルの好機を生かし、一年間をエジンバラ大学神学部へと。そこには先生を含めて、世界で10人しかいない“キリスト教と 食”の研究者の内、2人(マイケル・ノースコット倫理学、ディヴッド・グラメット倫理、実践神学)がおられるし、明治学院の信仰の源流地は スコットランドであることが大きな理由であった。ご講演は、エジンバラ大学神学部(1843年設立)をバックに立つ宗教改革者ジョン・ノックス (1505−72)像のスライド写真を前にして、熱のこもったお話が始まった。前半はホリルード公園の風景や家庭生活の一部も紹介され、お嬢ちゃん と犬が仲良く籠の中で遊んでいる姿が可愛かった。スコットランド名物「ハギス」、野菜や大麦やマトンのスープ、鳥の水炊き風スープなど、 冬の長い国の食物が美味しそうであった。後半は、今回のテーマであるキリスト教信仰を精神的なものと受け止め、身体への配慮は無関係なものと 考えてはいないか。一見、無関係と見えるキリスト教信仰と食べることを中世では原罪と復活の問題として真剣な神学の議論が行われて来た。 しかし、今日これを神学的課題とみる研究者はまだ少ない。それで先生は食べることによって身体が、つまりキリストの身体としての教会と 個人の身体が変わっていくのだと言われた。食べることを通して自由と力が与えられることを語る神学が必要だと。日本ではアジア学院が、 現在この考え方でフードライフの実践に取り組んでいるし、プリンストン神学校でもこのアジア学院をモデルとして、食べることと農業から 始める神学が必要だという考え方と試みが始められたとのことである。かの地の牧場で子羊を撫でている写真を示しながら、お嬢ちゃんが 「子羊(ラム)は可愛いね。ラムは美味しいね」と言われたそうである。子供時代を戦争中の食料難で過した私は、この言葉に込められた神の 愛や感謝や恵みの気持ちに感動したのであった。文責:吉田惠子 (注)先生がエジンバラ大学で研究していた当時に書き始めた論文のコピーを出席者全員に配布されました。植木 献「食べることは神学の 課題となるか ―食べることからの問いと身体(からだ)の変容―」明治学院大学キリスト教研究所紀要 = The bulletin of Christian Research Institute,Meiji Gakuin University, 48: 25-53 (2016年2月25日), http://hdl.handle.net/10723/2665

2017/3/17 第216回 山北宣久氏「時代に生きる日本人論」

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J.C.ヘボン博士は眼科医として宣教戦線に従事していた。余りにも患者が多いのでカトリックのシスターも応援に駆け付けていた。 それを見た人がプロテスタントの宣教医なのにそれでいいのかと批判した。ヘボン博士はそれに対してこう言った。「私達が戦場に立っ ている時に、味方の兵士がどのような軍服を着ているかは問題ないではないか。」日本人は身内と余所者を峻別する民族と言われる。 御神輿と盆踊りにしてもヨソ者には加わらせない排他意識があった。そんなところから「日本人は味方の中に敵を作るのが上手で、敵の中 に見方を作るのが下手な民族だ」と言われる。しかし、今や国際化世界 グローバル社会と言われる時代である。故に新しい和魂洋才日本 人としてアイデンティティーを保ちつつ洋才のセンスを発揮していく方向性を強化していく必要があろう。フランシスコ・ザビエルは、 「この国の人々は今までに発見された国民の中で最高であり、日本人より優れている人々は異教徒の間では見つけられないでしょう。 彼らは親しみやすく、一般に善民で悪意がありません。社交性があり、また知識欲はきわめて旺盛です。」と本国の教会本部に書き送っている。 ザビエルも感嘆した日本人の資質の良さを生かして国際平和に寄与することこそが時代に生きる日本人論の根本だろう。吉田松陰が獄に送致 される途中、泉岳寺の四十七士の牌の前を通った時の句が有名である。「かくすれば/ かくなるものと/ 知りながら/ やむにやまれぬ/大和魂」 悲愴的な気持ちで突っ込んでいく大和魂ではなく、和を以て貴しとなす大和魂をこそ生かしていくことだ。大和は英訳するとGreat Harmony、 Great Peaceとなるそうだ。大和市に住む者として以て瞑すべしである。

2016/12/10 第215回 クリスマス午餐会 広尾「シェ・モルチェ」

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恒例となった午餐会、今年は複数の同窓会支部と開催が重なる中、65名の参加者を得て和やかな雰囲気の中、開会となりました。 一部の礼拝は棚田世話人の司式、宮川敬子さんの奏楽で始まり成瀬が丘教会・平本善一牧師の説教を頂きました。二部の懇親会は中冨世話人 の軽妙な司会で進行し、会長の挨拶、初参加の会員、会友の自己紹介、また当日誕生日を迎えられた羽野マリヤさん、吉田孝人さん、 松井勝洋さん三名をハッピーバースデーの歌でお祝いしました。食事がデザートに移った頃、高波奈津さん、田村佳代子さんお二人による メインパフォーマンス、マリンバ演奏がありアンコールがでるほど、透明感と深みのある音色に会場は酔いしれました。 新井副会長による来年度の例会のアナウンスの後、校歌斉唱、記念写真の撮影後盛況のうちに閉会となりました。会員、会友の皆さまには 今年もご協力頂きありがとうございました、来年もよろしくお願いいたします。どうぞ良いお年をお迎えください。

2016/09/16 第214回 松原康雄氏「未成年から成人へ大学が向き合う学生像」

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ヘボンクラブ2016年最後の例会は、今春4月より49年振りに社会学部選出の学長、松原康雄教授による講演となりました。 お話は松原学長のご専門であります「児童福祉・ソーシャルワーク」からで、人口減少化に伴う将来への提言、子供の貧困、欠食児童の実態、 子供食堂などの実態を具体的に語って下さいました。また、先生が永年に亘り「厚生労働省」での主任児童員として全国での活動・関わりを 通じて、官僚機構や役人の考え方や視点というものを微に入り細に入り話されました。50数名の例会参加者は、先生のユーモアを交えての 児童福祉の原点ともいえるお話に、時間の経つのも忘れ聞き入ってしまいました。例会終了後、21時半より行われた学長を囲んでの茶話会は、 参加者20数名となり遅くまで盛り上がりました。(文責:麓)

2016/06/17 第213回 高原孝生氏「平和学にとって沖縄とは何か」

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高原孝生先生(国際学部教授)  平和学にとって沖縄とは何か ‐教育実践から考えること‐
明治学院大学横浜校舎は、1985年に戸塚にキャンパスが完成し、86年に国際学部が新設されました。この年は国連が定めた国際平和年で、明治学院大学は日本で最初の本格的な他分野学際的なアプローチを標榜する国際学の学部を開設することができました。学部開設に先立ち学部長に内定している福田歓一教授を中心に数名が新設学部要員として就任していました。 今回の例会は、国際学部新設の当初から歩んでこられた最古参の高原孝生教授に国際学部の様子や専門の国際政治学・平和研究の授業などのお話をしていただきました。
国際学部には、平和研究、環境問題、多文化社会、比較文化、国際・比較経済、比較法政などの多分野に渡る多様な教授陣が揃っている。このような環境の中で、国際関係について幅広く学ぶことができる。1年次から基礎的な学習スキルを学ぶ基礎演習を履修し、4年間の演習制度による双方向教育、講義や校外実習を通して教員と学生同士で議論しながら学習している。アジア、ヨーロッパ、アフリカなど、広範な地域研究系科目を受講することで、国際的な視野を広げると同時に、特定の地域への深い知識と専門性を育てることができる。多くのゼミが実施している国内外での校外実習(フィールド・スタディ)や、国際学部専任教員のもとで行うインターンシップ制度、留学制度など多様な海外での学習経験を通じて、豊かな国際感覚を身に付けることができる。 現在は国際学科と英語で授業する国際キャリア学科の2学科がある。毎年定期的に米国カリフォルニア大学から春・秋学期に20名程度の留学生を受け入れ、ユニークな試みとして米国学生と本学学生の合同ゼミクラスで〈広島〉訪問の授業を設けている。原爆を投下した国と投下された国の両学生が、世界が直面している深刻な核問題の克服について議論している。 高原孝生先生の平和研究の学びの中から、SEALsの学生たちの活動が誕生しました。
高原ゼミは、平和学の観点から「戦後日本の国際関係」を研究するため、1989年以来、沖縄で校外実習をおこなっている。 要点は、今を生きている魅力的な人々に面会して意見を聞くこと。ゼミの事前学習の中で面会したい人物・訪問したい場所を学生たちが話し合って決める。現地との連絡も学生がおこなう。沖縄の地名を聞くと、沖縄戦や日米関係の中でのみ問題を捉えがちだが、地理的に近い台湾など東アジア地域の展望の中で考えることで、歴史や今日の基地問題もよりよく理解できるようになる。また、カリフォルニア大学の留学生と一緒に広島・長崎を訪問し、多くの人に出会って、歴史と未来について共に考え討論している。 (この校外実習の様子は、ゼミの学生たちの手で撮影・編集され、DVDに記録として収録されている。一連の講演のあと、その様子をみんなで鑑賞した。)  質問時間の余裕がなくなったので、閉会後に講師にお残りいただいてコーヒーショップで有志の皆さんと懇談の時をもちました。
◎講演の終了後、講師に感謝(ヘボン文鎮贈呈)、次回例会の案内、秋の信州旅行のお知らせをして6月の例会を終了しました。 棚田記

2016/04/15 第212回 森田則行氏「ラグジュアリーブランドのグローバル戦略」

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今回の例会は、真珠のグローバルブランドの株式会社ミキモトの前社長森田則行氏(75商卒)をお迎えし ご講演頂きました。真珠がテーマとの事で64名の出席者の約半数が女性会員の参加となり、華やいだ雰囲気で開会しました。 講演の前半は森田則行氏の関わった事業のお話を中心に進められ、後半は創設者の御木本幸吉氏がミキモトをグローバルブランドに 育てあげるまでのご苦労をお話頂きました。御木本幸吉氏は、絶対に不可能と言われた完全球体の真珠を、養殖することを可能にし、 地場産業の復活発展に繋げ、それまで一部の上流階級の宝飾品であった真珠を誰もが身につけられる事になった真珠の民主化を実現されました。 また、生産から販売までの一貫体制で高品質の真珠を安定的に提供し、加工技術では側近の職人をヨーロッパに派遣し、和の技術と 洋の技巧をコラボしたミキモトスタイルの確立で「真珠のミキモト」の名を世界に知らしめる基礎とされました。その後、ミキモトパールは 真珠の代名詞として日本の文化を世界中に浸透させていき、1924年には宮内庁御用達の栄によくされ宮廷宝飾店の認定を受けられました。 現在は世界唯一となる真珠研究所において、真珠養殖の研究、防疫などの対策や漁場環境の調査を進め、一方で黒真珠、南洋真珠の養殖を 技術面で支援する活動を続け、真珠の品質の向上に貢献されています。今でこそ、真珠とは丸くて当たり前との感がありますが、 それを 確立されるまでのご苦労、そして並々ならぬ熱意を感じたご講演でした。株式会社ミキモト様の益々のご発展、そして森田則行様のご活躍を お祈りいたします。−長岡宣好

2015/12/05 第211回 クリスマス午餐会

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東京ヘボンクラブは同窓会の支部組織なので卒業生が中心ですが、会則の趣意に賛同の人はだれでも集会に参加できます。アットホームな集会は好評で夫婦同伴や友人同士の参加も目立ち、現役学生や近年では外国人留学生を招待しているので10代の学生君から90代の大先輩までまさに老若男女の集団です。

2015年度のヘボンクラブのクリスマス会は、12月5日土曜日に招待の留学生を交えて広尾のレストラン《シェ・モルチェ》で開催されました。第一部はクリスマス礼拝。長岡宣好会長の司式、宮川敬子さん(中冨頴隆さん息女)の奏楽でアドヴェント讃美歌を歌い、開会祈祷・旧約聖書詩篇30篇の朗読に続いて、成瀬が丘教会・平本善一牧師(修士課程修了 ☆)による説教「真理はひとつ」の奨励を授かり、降誕讃美歌を歌って御子イエスさまの生誕をお祝いしました。(☆元バット博士記念ホーム、元桜美林大など在職)。

第二部はパーティー(会食・演奏・懇談)。中冨頴隆さんの司会で、はじめに皆がよく知っている「もろびとこぞりて」の讃美の歌声で進められました。長岡宣好会長の挨拶に続いて食前感謝の祈祷、クリスマスお祝いの乾杯、「日々の糧のうた」を歌い、愛餐会の食事の時と演奏・歓談の時を過ごしました。その中で圧巻は前年好評だった池田慶弘君のヴァイオリンと池田恵子さんのピアノによる母&子演奏(山下佳代子+江澤昭先生の令嬢と令孫)に喝采の拍手が会場内に響き渡りました。また恒例の上妻康二さんのシャンソンも馴染みとなって会場を賑わしていました。美味な食事の前後には全員で親しみのあるクリスマスの讃美歌を何曲も歌って御子イエスさまの降誕をお祝いしました。

最後に新井典子副会長の閉会挨拶で、学院の近況報告やクリスマス関連行事の案内、ヘボンクラブの今後の集会案内が伝えられました。会合の記念に会場の大きなガラス窓の外の美しい景色を背景に全員で写真に収まり、次の集会再会を期待しながら散会しました。

※当日の会場でお願いした「国際交流基金寄付金」の総額は19,751円でした。ご賛同をありがとうございました。(文責:棚田)

2015/09/18 第210回 若王子秀夫氏「はとバスから見た東京観光の過去未来」

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観光立国を目指し、2020年には2,000万人の訪日外国人旅行者を目指した日本。しかし実態はもっと国際化は進んでいて、今年1〜9月実績で 1,450万人に達し、過去最高だった昨年の1,341万人をすでに超えています。2019年のラグビーワールドカップと2020年の東京オリンピックを控え、 2030年には3,000万人超を目指すとした政府の目標も達成可能になっています。この我が国の観光立国化を可能にした大きな功労者が「はとバス」 であることに異を唱える人はいないでしょう。昭和23年に会社設立され、翌年には団体貸切第一号車である成田山初詣バスを元旦に運行したとい うアイデアと実行力には驚かされました。今や観光バスのみに限らず、東京湾豪華クルーズのシンフォニーや銀座キャピタルホテルに加え東京都 バスの運行など多岐にわたる業務分野を誇ります。同時に、いつの時代にも、はとバスは世界最先端のバスを輸入して業界をアッと言わせるとい うセンスも持ち合わせていると聞いて一同びっくりするやら興奮するやら。そんな活力あるはとバスについて語って下さった若王子秀夫氏は、 1981年社会学部卒。学生時代から鉄道ファンであったのに、気が付けば、はとバス一筋に35年目を迎えられ、今や取締役として経営の中枢で大活 躍中。東京オリンピックを迎える頃には、はとバス社内での金メダルの大本命として益々のご活躍をお祈りしております。最後に参加者全員に下 さったキティちゃんがはとバスに乗っているチャーム付きのボールペンには大きな拍手と感謝の声が上がりました。本当にありがとうございました! 文責:小滝秀明

2015/06/19 第209回 斉藤綾子氏「アメリカメロドラマの魅力〜映像を見ながら」

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今回の例会は明治学院大学文学部芸術学科より、斉藤綾子教授をお招きして、先生のご専門である「映像芸術・映画研究」というお立場から 「アメリカ・メロドラマ映画から」というテーマでお話を戴きました。斉藤綾子教授が映像の世界に興味をもたれ、アメリカ留学をされて、どの ように学び、どのように映画と関わって来られたかというお話に始まり、メロドラマというものの定義を解説され、モノクロの無声映画や往年の ハリウッド映画の映像を鑑賞しながら、こと細かくご丁寧に解説して下さいました。男優・女優の演技の身体の動きや顔の表情、そしてスクリー ンから流れ出る音楽の重要性を語られ、53名の参加者一同食い入るようにスクリーンの映像を鑑賞しながら、先生の細やかなお話に聞き入りま した。ドラマのストーリーは鑑賞する側には筋書きが分かっているのに、スクリーンのヒロインにはそれがわからないからこそ心が打たれるのだ という解説には、成程と納得させられました。また、「母もの」「男もの」「女もの」という様式がメロドラマにはあるということも分かりまし た。今回は大学院で芸術学を学んでいる留学生4名(うち1名日本人)を招待し、世代を越えた同窓生との交わりをもつことが叶いました。古き 良き、往年のアメリカ・メロドラマに多くの同窓生は懐かしい思い出と感動を胸に家路につきました。麓良久

2015/04/24 第208回 JAXA(宇宙航空研究開発機構)ツアー

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4月24日(金)、東京ヘボンクラブ恒例の春のアウティングが開催されました。参加者は26名。今回は昨年、はやぶさ2号の打ち上げに成功した「JAXA(宇宙航空研究開発機構)つくば宇宙センター」を訪問しました。 一番近い宇宙を見に行こう! 東京駅を8時40分・9時00分の高速バスに分乗し、つくば宇宙センターに向かいました。11時からの見学ツアーでは最初にセンターの紹介ビデオがあり、その後宇宙飛行士養成棟で宇宙酔いの訓練施設と、閉鎖環境下での共同生活訓練施設を見学しました。閉鎖環境下での訓練では協調性が特に重要視されるとの事でした。 向井宇宙飛行士が実験した宇宙メダカの子孫も元気に水槽の中で泳いでいました。 メダカが実験に選ばれた理由は、成長のサイクルが早いために宇宙環境での遺伝子への影響を短期間で観察可能との事でした。 その後、宇宙服の実物や衛星、国際宇宙ステーションでの日本の実験棟「きぼう」実物大プロトタイプ、ロケットエンジンなどを見学しました。宇宙で使う物なので、素材や技術など特殊なものと思っていましたが、私たちが日常使うベルクロテープが使われていたり、耐熱シートや宇宙服も部分的に糸で縫われていたりと意外と宇宙は近いと感じさせてくれました。 見学会の最後は、「小さな衛星の企画展」を企画されたJAXAの藤平耕一様より、衛星が宇宙に行くまでの過程の説明を受けました。企画の立案に始まり、素材の研究や制作、実験内容の決定とシュミレーション、協力会社の選定などを経て後に、厳しい審査があり、ようやく衛星本体の制作が許可されるとのお話しに参加者は大変興味をそそられた様子で多くの質問があり、後で藤平様に「あまりの専門的な質問に冷や汗をかきました。」といわせるほどでした。衛星制作チームが作成した非売品のグッズまで用意して頂きました藤平様の今後のご活躍をお祈りし、参加者一同感動と感謝のうちに見学会は終了しました。長岡宣好

2015/03/20 第207回 友寄英哲氏「人間の能力の限界を求めて」

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今回は「人間の能力の限界を求めて」というタイトルで記憶法実践研究家の友寄英哲様のお話を伺いました。現在82歳の友寄様は54歳の 時に当時ギネス記録である円周率4万桁の暗唱に成功しました。以来、記憶法実践研究家としてそのノウハウを伝授すると共に現在はルービック キューブ目隠し、世界最高齢記録を更新中であります。円周率4万桁暗唱ギネス記録を打ち立てるまでの貴重な体験談を当時のテレビ映像などを 交えながら伺いました。何故ギネス記録に挑戦しようとしたのか、そのきっかけのお話から、成功に至るまでの挫折と再起の過程は大変興味深く、 我々の生活にも応用の効くもので沢山のヒントがありました。印象に残ったのはとにかく繰返し繰返し練習、努力すれば何事も必ずできるという こと、限界はもうだめだと思う自分が決めるという事でした。途中友寄さん自身でも馬鹿馬鹿しくなった期間がありましたが、人々に与えるプラ スの面を書き出すことで蘇りました。自分の仕事にも世の為になるという崇高な意味を見つけ、目標を立てて行動することが成功の近道だという 教訓を得ました。何歳からでも脳は活性化するというお話は多くの皆さんを勇気付けたようでした。最後に現在挑戦中のルービックキューブは頭 も手も使うので老化防止には最適とのことでした。宮崎秀司

2014/12/06 第206回 クリスマス午餐会

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ヘボンクラブの発足は1958年である。56年が過ぎ、57年目に入った。クリスマス会は1976年に初めて行われている。 以来、ずっと続いてきた。第一部はクリスマス礼拝より始まった。司会は中富頴隆氏. 奏楽は宮川敬子さん、中富氏の娘さんである。 長年のこのコンビは、キリストの生誕を祝う会に相応しい。讃美歌95番、わが心はあまつ神をとうとみのメロディーは、古い歌ではあるが、 ベツレヘムの夜を思い出すいい歌である。説教は今年も成瀬が丘教会の平本善一牧師が担当して下さった。ヘボンクラブ専属牧師のような 気がしているが有難いことであると思う。59年社会学科卒でもあるので、余計親しみが感じられる。説教は「命ある限り」。自らの 経験を通して、詩篇23篇6節を引いて話された。第二部司会は岩崎次郎氏により始まり、長岡宣好会長から本の紹介があり、暦の種々 様々な面白さについて話された。その後、江沢先生の娘さん、池田惠子さんのピアノ伴奏で孫の池田慶弘さんのヴァイオリン独奏。 一曲目はタイスの瞑想曲。二曲目はV.モンティのチャールダーシュ。タイスも良かったが、モンティは-素晴らしかった。彼は今、 大学生であるが、この難しい曲を美しく弾きこなした。ヨーロッパ、特にイタリー、フランスの空気と香りがただ寄ってくる思いがした。 最後は卒業生の結城章子さんのジャズ、倉橋百合子さんのピアノ。これもまた、卒業生たちで、迫力ある歌と、またベニスの仮面までつけて、 熱唱されるお姿に圧倒された。上妻さんもシャンソンを歌って下さり感謝。とにかく、どなたも、無償で奉仕して下さったことは有難いことです。 72名の出席でした。今回、もう一つ特記すべきことは、留学生を四人招いたことです。ヘボンクラブは、例会時の会費のみを頂いています。 それは会場費と食事代で殆どなくなります。わずかに残った小銭をためたもので、まかなうのです。理想は高く、現実は厳しいのです。 次からは百円募金を始めるのですが。留学生達はこのクリスマス会をどう思って帰ったのでしょうね。私達も忙しい日常生活の中、 本当のクリスマスって、何をし、どうすることが大事なのかをもう一度静かに考え祈ることのような気がいたします。吉田惠子記

この日、皆様にご協力いただいた留学生交流寄付金は29,755円でした。心から感謝申し上げます。留学生交流趣意書

2014/09/19 第205回 岩谷英昭氏「わが師、松下幸之助とヘボン博士に導かれて」

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実業界で最も成功された卒業生のひとりが岩谷英昭氏です。第205回例会は63名もの参加者をお迎えしましたが、皆さんは岩谷氏 の講演が待ちきれない様子で、これまでになく開会前から盛り上がります。さすが米国松下電器産業のトップとして30年余り米国で ご活躍されただけあり、独特のスマートな所作と際立つ迫力で参加者を魅了されました。その岩谷氏が生涯の師と仰ぐ松下幸之助が いかに偉大であったのかは氏の著書「松下幸之助は生きている」(新潮社)他に譲るとして、直接薫陶を受けられた氏でなくては語れない 具体的なエピソードをお聞きして感動したのは私だけではないでしょう。少年時代からどんな逆境に直面しても、いつも前向きで明るく 全身全霊を尽くした松下幸之助。「全てをお客様から教わる」という成功訓をお聞きしても、その愚直な徹底ぶりはやはり凡人とは スケールが違います。一方、文字通り「全てを日本に捧げる」人生を過ごされたのはヘボン博士。1886年11月4日と5日の献立に連続して 登場するほどヘボン博士がカレーライス好きだったというエピソードには満場が笑いに包まれます。一転して、氏がニューヨークの ご自宅から近いヘボン博士の旧家を訪れた際に目にした質素過ぎる暮らしぶりと簡素な墓標に驚かれたお話には皆が引き込まれます。 ご存知の通り、医師として、言語学者として、また、企業家としてもその才能と人生の全てを日本に捧げ、明治学院を生み育てて下さった ヘボン博士。天国では博士から教えを乞いたいと言われた氏の言葉には、全員がまさに同感の表情を見せていました。ご講演の後の質問 は現役学生から大先輩まで活発に続き、温かい愛情を持って丁寧に示唆に富んだお答えを下さった岩谷氏の今後ますますのご健勝と ご活躍を祈念して、一同は再会を誓い合いました。小滝秀明

2014/06/20 第204回 植木献氏「コードを破る生き方―キリスト教教育とは何か―」

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通算 第204回のヘボンクラブ例会は「コードを破る生き方:キリスト教教育とは何か」というテーマで今迄で初めて… 1971年生まれという新進気鋭の専任の先生をお招きして講演をお願いしました〜准教授植木先生は学部の教員ではなく… 一般教育を司る教養教育センターに所属し「キリスト教の基礎」を主として…新入生対象の授業を担当されておられます… またキリスト教研究所主任や大学宗教部にも関与され…日々精力的にご活動をされています…更に「食」という観点を通して 日常的に学生へアプローチを行ない…チャペルアワー時には学生と共にランチを摂る「べんと―カフェ」や…食を考えるキャンプ・ 朝カフェ・料理教室・Art in Farm・J.C.バラ入学前プログラム・0限プロジェクト等々…様々な交わりをもちながら… キリスト教のことは一切感じさせず持ち出さず…食前の祈りさえせずにひたすら自由でオープンなコミュニケートの場としての 交わりを大切にされておられます…植木先生は「食べることは命をつなぐことです…私たちは食べなければ生きていけません… 食べ物は命ある生き物です…だから食べることには常にほかの命の犠牲の上に成立つ「弱肉強食」を意識すべきだと思います… この意味で食卓は厳粛で感謝に満ちたものでなければなりません…命の厳粛さと自由な交わりを経験する食卓をキリスト教は 用意する必要があります…」と仰せになります〜更に先生のお話は「コードを破ることとコミュニケーションの回復」という… コミュニケーションを円滑に勧める力ではなく…不調に陥ったときに抜け出す力…臨機応変にその場の事情を勘案し…自己責任で 打破する力についてのレクチャ―をされ…続いて「カテゴリーの支配と否定」に及び…「人間を愛するがゆえに…神御自身が「神」 というカテゴリーから一歩踏み出した出来事を伝えていくのがキリスト教ならば…キリスト教教育もそれに習うべき」と総括を されました〜 植木先生は2007年に学院に就任され…まだ6年半しか在籍されておられないのに…学部学科を越え多くの卒業生 からも現役学生からも気さくに慕われており…まさにこれこそが「ヘボン塾」の原点であり…キリスト教の辻説法的姿勢なのでは ないでしょうか〜参加者一同…学院の宝としての植木先生の益々の今後のご活躍を期待して散会しました…例会終了後の茶話会には 10席を確保していましたが…なんと20名もの参加者があり皆さん交わりを楽しみました。以上 文責:麓

2014/04/18 第203回 千葉房総 九十九里教会を訪ねて 一泊旅行

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4月18日、8時過ぎ自宅を出る時電話で幹事、島田さんから一便早いバスで先に行きますの報。(困った!困った!携帯の無い私には連絡方法がない)、昨日までの天気続きが今日に限って雨、駅では各線でダイヤが乱れているとの案内、いやな予感が的中!東京駅八重洲口、9:40分バス出発時間が迫るも二人の女性現れず、乗り遅れたが後合流。 11時54分、銚子駅着。今回は<オプション>として半日ツアー11名、夕方直接現地(ホテル)集合11名、合計22名、男女半々の参加者。新鮮な魚定食賞味後小雨の中タクシーで約400年の歴史を誇るヒゲタ醤油へ。14:44分発の銚子電車で犬吠崎駅へ 名物のタイ焼き(銚子駅で注文)を一両編成の車中で食べながら田園風景を楽しむ。18:30分犬吠崎ホテル、食前のお祈り、米寿を迎えられた中冨先輩の乾杯で宴会。自己紹介、学生時代にタイムスリップして学生時代の思い出を懐かしく各自話される。続いて岡部光明教授の講演“大学でほんとうに学ぶべき三つのこと”。私はスーとその話に引き込まれていた。まわりを見渡すと皆真剣な面持ちで聞き入りメモする人もいる。質疑応答があり約束の1時間で終了。大きな拍手で講師に感謝 の意を示す。“このレジメ持ち帰りコピーして皆に読ませたい“と言う人もいた。二次会・懇親会は幹事部屋#131号室でほぼ全員車座になってワインなど含みながら歓談が続いた。翌19日(土)日本で一番早い日の出を露天風呂に浸かりながら眺める。8:30分貸切バスに乗り、まず330度が水平線の大パノラマ、展望台へ。晴天に恵まれ海が眩しい。1580年から300年続いた日蓮宗学問所“飯高壇林”へ。添乗員の機転でボランティヤガイド二人が約1時間案内してくれた。この旅の目的地、九十九里教会へ。飯田牧師、同窓生の勝浦女史が出迎えてくれた。120年の古き歴史を刻む椅子に座り、ミニ礼拝、説教を聞き、讃美歌を歌う。飯田牧師から明治20年ヘボンの協力の下建てられた教会、その歴史を聞く。“百聞一見に如かず“。勝浦さんが校歌を聞きたいと島田さんに言っているのを小耳に挿み“歌いましょう”と言う事になり校歌斉唱。目に溢れんばかりの涙を溜め歌っていた姿が神々しく美しかった。バスは国立歴史民族博物館へ。観賞するには最低半日掛かると言われていた言葉通り1時間30分の時間は余りにも短すぎ、導入部分だけの観賞に終わったのは残念至極。 最後に向かったのは川村記念美術館、自然豊かな郊外でのんびりとアートを楽しむ。1000点を超える作品は見応え充分。 庭園に咲く「八重桜」と「久留米ツツジ」は丁度見頃。 18時30分 無事東京駅到着 二年に一回の一泊二日の旅、再来年また逢うことを約して解散。文責 三浦徹

2014/03/14 第202回 辰本清隆氏「Do for others と日本人の心」

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ヘボン先生が大切にされた見返りを求めず、まず他人の為を考える姿勢について三つの事例をあげ、詳しく解説して下さいました。 明治のエルトゥールル号遭難とトルコとの友情の話。1890年、エルトゥールル号に乗ってオスマントルコ帝国の使節団が來日。明治天皇に拝謁後帰国途中、和歌山県串本町沖で同号は座礁し、581人が死亡。串本町大島の住人が必死の救助にあたり、69名を救出。その後日本海軍の巡洋艦でトルコまで丁重に送った。町民も台風により出漁できず自分たちの食料の蓄えも無いにも関わらず、卵、サツマイモ、鶏までも供出、遭難者を助けた。又、荒海から遭難者を救出する際は岸壁上からロープに?まり下りて行き、遭難者を自分の体に縛りつけ引き上げ援助した。その事件からほぼ1世紀経ち、1985年イラン・イラク戦争勃発。 今度はトルコ政府が昔受けた恩返しを大変な犠牲を払ってまでも日本にしてくれました。テヘラン在住の日本企業社員その家族250人が戦火に巻き込まれ空港爆破寸前にトルコ政府がトルコ航空を使って救出してくれました。トルコ人は昔受けた恩を忘れず、エルトゥールル号の救助の見返りとして日本人を助けてくれたのです。 その他の逸話として大正のシベリヤからポーランド孤児救援の話。昭和のユダヤ難民を救った杉原千畝とサムライたちの話がありました。どれも日本人が本来持っている見返りを求めず他者をいたわり助ける人道的な話でした。このような明治、大正の先人たちの功績は残念ながら現在、教育の場では学ぶ機会が与えられずとてもさびしい事です。「賢者は歴史に学ぶ」と言う格言があります。もっともっと素直な気持ちで先人たちの偉業・功績を学び日々の糧にしないといけないと切に感じました。担当 三浦徹

2013/12/07 第201回 クリスマス午餐会

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今年度最後のヘボンクラブ例会、クリスマス愛餐会が12月7日待降節最初の土曜日の午後、広尾のレストラン《チェ・モルシェ》で行われた。 今年は学院創立150周年の記念の年で、学院行事として明治学院の歴史にちなんだ多彩な催し物が春先から続いていたが、同窓会・ヘボンクラブのクリスマス会が大勢の参加者をもって慶祝の年の最後を飾った。今回はグレゴリーバンドOB会が創部100周年を祝い友情参加して男声合唱を披露してくれた。 ヘボンクラブのクリスマス会は、伝統的に第1部は礼拝で神を礼賛し、ことしも中富頴隆さんの司式、息女・宮川敬子さんの奏楽、平本善一牧師(成瀬が丘教会)により「長老教会の軌跡」と題して教会が社会に果たしてきた尊い働きについて説教があった。 第2部は岩ア次郎さんの司会で、なごやかなパーティーが進行した。会食に先立ってヘボンクラブ会長の長岡宣好さんの挨拶、続いて元学院理事長・阿部志郎先生の乾杯により会食懇談をしながら多彩なアトラクションが続いた。ことしも奏楽家・池田恵子さん(江澤昭&山下佳代子先生の息女)によるピアノ独奏、名物・上妻康二さんのシャンソン独唱、森道興さんの指揮によるグレゴリーバンド男声コーラス、童謡、讃美歌の斉唱、さらに声楽家・森野光生さんの歌唱指導による讃美歌合唱など、会場内は喜びの歌声で賑わった。最後に一同起立して校歌を斉唱し母校を称えた。その後、満悦の笑顔で記念写真撮影に収まり、各々来年の再会を約して帰宅の途に就いた。棚田記

2013/09/20 第200回 中島耕二氏「明治学院中興の祖インブリー博士」

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中島先生は開口一番に、明治学院の人はヘボンだ、インブリーだと呼び捨てにしているが、博士とか、先生を付けて呼んで下さいと言われた。 インブリー先生の生い立ちは確かに恵まれた家庭の中での出生ではあるが、年若き頃、いくつかの学校で学ばれ、ウオール街に就職したり、 ペンシルバニア鉄道会社に転職したり、その後にプリンストン神学校に進学されたことなど、キャリヤーの多さが後の先生の人生にプラス になっていたように思える。1858年の日米修好通商条約締結のニュースを聞き、アメリカ長老教会はDr.ヘボンを初めとして何人か の宣教師を日本へ送り込む。しかし、禁教下の日本は多難であった。井深梶之助先生はインブリー先生こそ、この難局に処するに足る聡明な 人物であり、最もふさわしい者として、白羽の矢が立てられたということを書き残されている。明治8年に来日されてからのインブリー先生は、 八面六臂の大活躍。キリスト教界のリーダとして、明治学院の基礎を築きあげ、また山積みの問題の解決に邁進される様子が中島先生から 直接伝わってきた。その一例として、明治32年8月3日に普通課程教育における宗教教育を禁じた文部省訓令第12号が公布されたが、 学校教育における信教の自由を求めて政府高官たちと交渉し、文部省認定の回復はできなかったが、認可中学校と同等の特典を得ることに 成功した。それがあったことで、キリスト教教育を実施できる中学部の存続が可能となり、今日の明治学院にまで発展する基礎となったことを 初めてよく理解できた。インブリー先生の日々の祈りの姿が感じられるものがあった。日本の近代史の中で、明治学院のスタートは、とても 大きな意味があったと思う。ヘボン博士に始まり、多くの宣教師方が関わり、中でもインブリー先生の成されたお仕事は大きかったと思う。 今年、150周年を迎えるという明治学院が、ただのお祝いやお祭りをするのではなく、この機会に母校の歴史を振り返り、これからの学院の 行くべき道をさぐり、記念すべき後世に残る重要な事業を打ち出し、考えて行くきっかけとなるタイムリーなお話であった。奇しくも、 ドクターヘボンの名を頂いて活動している東京ヘボンクラブ200回目の講話にふさわしい夜となったことを中島先生に感謝したい。文責:吉田惠子

2013/06/14 第199回 中山弘正氏他「戦時下の明治学院で何があったか」

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ヘボン塾から数えて150年を迎える今年度の記念といえる例会の第一弾は「戦時下の明治学院では何が行われていたか?」という企画で行われました …パネラーは元学院長中山弘正名誉教授と教養教育センター渡辺祐子教授…そしてまさに戦時下明治学院中学部に在籍され…今年で87歳になられる元三井 住友銀行におられた大澤哲夫先輩…同じく戦時下に学院に在籍されたやはり今年87歳になられるヘボンクラブ顧問及び相談役のYMCA・御殿場東山荘・ そして様々な大学で食堂を展開されておられた…中冨穎隆先輩の四方をお迎えし…シンポジウムの形式で行われました…宮城礼拝やご真影揺拝そして軍事 教錬など当時の学生・生徒は何を感じどのように行動したのか…そして当時の学徒は何を思っていたのか等々貴重な当時の学生時代の体験を語って戴きまし た…中山先生からは学院長当時に出された「心に刻む」のミッションが如何に軍国主義に浸潤されていたか…また渡辺先生からは近隣アジア諸国に対する侵 略の歴史が今の外国人の方々からはどのようにとらえられているか等々についてお話しを戴きました…後世の我等が当時のことを批判してもそれが実際に当 時の人間の思想や考え方を正確に分析出来ているのかどうかは定かではありません…しかしながらこの例会がゼネレーションを超越した同窓の「場」であり 「交わり」となりましたことは間違ありません…最後に中山先生の仰っしゃられた「すべては主が裁可されるでしょう」という言葉が参加者の心に深く刻ま れたのではないでしょうか。文責:麓良久

2013/03/15 第198回 木村利人氏「幸せならいのちを考えよう」

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講演会は45名の参加者で「バイオエシックス」の権威、早稲田大学名誉教授木村利人先生と奥様をお迎えして開催されました。 ―いのちについて考える―と言う、ともすれば重たくなりがちなテーマも木村先生ご自身が様々な国でご体験された事柄を中心に解りやすく ご講演頂きました。国が違い、文化や風習の異なる人々が唯一持つ「いのち」と言う共通点は全ての学問の根幹をなすと熱く語る木村先生ですが、 奥様との出会いを少し照れながらお話しされるなど随所にユーモアを織り交ぜながら始終和やかな雰囲気の中での講演会でした。 当日参加された会員の中にも木村先生とご親交のある方々が沢山おられ、講演会終了後に「まるで私達もヘボンクラブの会員のようで 楽しい集いでした」とおっしゃった事が印象的でした。お忙しい中ご講演をお受け頂きました木村利人先生ご夫婦の益々のご活躍をお祈りいたします。 長岡宣好

2013/03/05 第197回 「葛西臨海公園」バードウォッチング

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3月5日(火)晴天に恵まれ風も無く絶好のバードウオッチング日和、葛西臨海公園に10時、14名の参加者集合。日本野鳥の会 ボランティアの馬場 裕氏の案内でスタート。鳥の解説の前に梅林に咲き誇る花の説明、春告草、白梅,紅梅、ろう梅、鶯宿梅等、梅林を抜けると、 そこには辛夷、木瓜、菜の花など文字通り春爛漫。野鳥が遠くに高く低く飛び舞う、その鳥を一瞥、説明が始まる。野鳥の鳴き声で、 その囀りでもこの鳥は○○○と特徴、種類、習性の解説。バードウオッチングはまず、バードリスニングから始まるとの教授。樹木に留まって いる鳥を超高性能の三脚付きの望遠鏡で代わる代わる覗き込む。手に取るようにはっきりと鳥の姿が目前に映る、嘴の色、形、眼の色,足の形 ・・昼食後は園内の水族園で1時間強今度は魚の観察。15時過ぎ、駅前のレストランで“お疲れさん”の一杯、ここで総括として馬場さんから 今日、出逢った鳥の紹介、カイツブリ、カワウ、カルガモ、カワセミ、キンクロハジロ等々、合計24種類の鳥観察であった。 日本には花鳥風月という自然を愛でる言葉があるが、我々は花、鳥、魚の大自然の中で遊んだ楽しい一日であった。報告 三浦徹

2012/12/08 第196回 クリスマス午餐会

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ヘボンクラブ恒例のクリスマス会は、12月8日アドヴェント最初の土曜日に広尾ガーデンのレストランで開催した。 明治学院の伝統にならい、はじめにクリスマス礼拝、次いで懇親集会の二部構成で行われた。第一部《礼拝》は、当会の重鎮・中富頴隆さんの司式、 息女・宮川敬子さんの奏楽で進められ、平本善一牧師のクリスマス・メッセージ、「キリストを信ずる喜び」に耳を傾けた。 第二部《愛餐・懇談・演奏》は岩崎次郎さんの司会進行、長岡宣好会長の挨拶、続いて祝杯ののち昼食を始めた。 アトラクションとして、今年もプロの久田み子(Sp)さん&栗山佳子(伴奏)さんのコンビによる解説付きの名曲の演奏を聴くことができた。 その他にも、食事懇談の中で池田恵子さん(江澤昭先生・山下佳代子先生の息女)によるピアノ独奏、上妻康二さんのシャンソン独唱、 心理学科学生・水落純香さんのフルート独奏など盛り沢山の演奏があり、さながらランチショーの雰囲気であった。 今年は学生さんたちが多数参加していたので、外は木枯らしの吹く寒い日だったが食卓は若さと暖かさのパワーにあふれていた。 楽しくたくさんの曲の演奏を聞きながらデザートの後には、出席者一同でクリスマスの讃美歌を数曲歌い、笑顔のまま記念写真に納まって散会した。  棚田記

2012/10/20 第195回 法人事務局長 村井信一氏「建物から見た明治学院を考える」

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この度の例会はお天気に恵まれ晴天の下、一級建築士で法人事務局長の村井信一様より「現存する歴史的建造物の調査結果と修復状況を紹介し、 建物から明治学院を考える」のテーマでお話を頂きました。その後の懇親会では青本法人理事長からもご挨拶頂き和やかな雰囲気で同窓生の親睦を 深めることができました。講演では三つの建物を通して150年の歴史を振り返りました。その三つの建物とは"度重なる地震や火災、そして取り壊し 決定にも負けなかった藤村ゆかりの学び舎"明治学院記念館(旧神学部校舎兼図書館)、"発見物も、謎も多い明治学院唯一の重要文化財。 日本における西洋風住宅の変遷を語るうえの基準作"インブリー館(旧宣教師住宅)、そして"白金の地で開校してから願い続け、30年かけてやっと 手に入れた"チャペル(礼拝堂)です。この三棟が今でも残っているのは奇跡といえ、学院の歴史を示す生き証人として、建学の理念に触れる場として、 キャンパスおよび都心の良好な景観を形成するランドマークとして、そして学院と社会とを結ぶ接点として、私たちは、先人たちが残してくれた 貴重な財産を、これからも文化財的手法で保存しながら、教育、研究、文化事業に活用し、創立150年から先の未来へ継承していく責任があると 思います。(一部村井様のレジメから引用させていただきました。宮崎秀司)

2012/09/21 第194回 鵜殿新学長をお迎えして「明治学院大学の現状と今後の展開構想」

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鵜殿博喜(うどのひろよし)新学長をお迎えして「明治学院大学の現状と今後の展開構想」についてお話しいただきました。 先生はヘボンクラブの故斉藤豊前会長と長い間親交がおありで、その時のエピソードから始まり、明治学院の今後のあり方に ついて熱く語って下さいました。明学のアピールポイントは、特にボランティア、国際交流、英語教育にあるのでは、 ということでボランティアは学生主導で他大学にはない文化になっている、国際交流は27大学と交換留学の協定を結び3年だけ でなく2年生から積極的に留学できるシステムを構築中である、英語教育に関しては他大学と比較して後退気味であるのでもう 一度明学の英語を復活すべく期限を決めて議論しなくてはいけない、というお考えを話されました。その後、法科大学院を含む 経営の話に質問が及ぶとこれまでの経緯、今後の課題について話して下さいました。いずれにしても飾らずに、本音を吐露する 真摯なお姿に人間味を感じ、ご挨拶すると笑顔で大変優しくて、すっかり先生のファンになってしまいました。宮崎秀司

2012/03/09 第193回 高橋眞佐子氏「Shall we haiku?」

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雨の中、37名の参加者でした。元都立高校の英語教師、第二の人生を(外国人に日本語を教える)日本語教師、俳句講師の経歴どおりしっかりした "教案“のもと2時間近く熱の籠もった“俳句の授業“でした。すでに著書として「中仙街道」、「甲州街道」をテーマにした俳句の本を二冊出版、それも 英訳と墨絵付きという多才ぶりで、俳句の解説に圧倒されました。歌手、由紀さおりのアメリカでの成功を例に日本語の美しさを紹介、俳句の歴史、 その奥深さ、その源は“芭蕉”であり、季語等古来からの蓄積からでもあると説明。夏目漱石、島崎藤村、芥川龍之介などの明治の文豪達にも大いなる 影響を与えたと解説。前半の俳句全般の話から後半は配布資料の墨絵付き「早春の季語と俳句百例」を元に実践俳句作りの勉強会。最後は全員参加、 席題「春灯し」で句を作り合評。一分の隙もなく練りに練られた“教案”のもと、俳句の指導を受けた参加者は一端の俳人気分で満足して帰路につきま した。(文責:三浦徹)

2011/12/17 第192回 クリスマス午餐会

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東京ヘボンクラブの2011年度クリスマス午餐会は12月17日(土)、広尾のレストラン、シェモルチェを会場に、71名の会員・会友の参加を得て 開催されました。第一部は小礼拝(説教:『愛する神よ』桜美林教会牧師、平本善一師、奏楽:宮川敬子さん…中冨頴隆さんのお嬢様、司会:岩ア次郎)。 聖書朗読はヨハネの手紙一 3章17〜18、賛美歌は二曲(『久しく待ちにし』、『ああベツレヘムよ』)。東日本大震災の被災者のために祈りました。 第二部はパーティ(会食・演奏・懇談)、司会…中冨頴隆さん。ヘボンクラブ会長・長岡宣好さんの挨拶で始まり、法人理事・岩谷英昭さんと同窓会長 ・内山功さんのご挨拶をいただいて、食前感謝の祈り、『日々の糧を与えたもう 恵みのみ神は 誉むべきかな』を歌い、そして祝杯。食事と懇談が進み、 デザートに入る頃、田代美奈さんのフルート演奏(伴奏:中山直子さん)の好演に拍手が沸きました。食後には全参加者がクリスマスの童謡「赤鼻のトナ カイ」、クリスマス・キャロル「もみの木」、「荒れ野にみ使い」、「聖しこの夜」、「もろびとこぞりて」を楽しく歌いました。(伴奏:宮川敬子さん)。 そして副会長・新井典子さんの閉会の挨拶で午餐会のマクを閉じました。(文責:岩ア次郎)

2011/10/21-22 第191回 一泊旅行「桐生の紅葉、温泉、美術館巡り」

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二年にわたる長い準備の甲斐あって、充実した旅行となりました。トロッコ電車は風通しよく、お弁当のふたを半分閉めながら食べました。 渡良瀬川沿いに電車は勢い強く走りました。昔ほど水量はありませんでしたが、白い大きな石、エメラルドのような水に調和してきれいでしたね。 今回、足尾銅山を見学したことにより、日本における産業の発展のめざましさと恩恵を感じるとともに、はかりきれぬ人々や自然のダメージを身を もって知りました。足尾という山の中に、学校、病院二つ、生協の原点のようなマーケット、交通網、荷物のためのケーブルカー、事故で死んだ 男たちの奥さん達に石の選別などさせて働く場があったことなど。亜硫酸ガスをすいながら、足尾の人たちはどう生きたのでしょう。今、原発問題 に直面している、日本の姿と重なります。富弘美術館は外も内も自然の花に満たされていましたね。何気なく添えられる言葉がいい。花の美術館は 一人の苦しみから感謝の人生に変えていく人の歴史館です。10月1日オープンしたばかりの桐生グランドホテルはきれいでした。翌日は小雨模様。 二名の法被姿のボランテアーさんが付いたのは、とても助かりましたね。松井ニットから大川美術館へ。松本俊介展は素晴らしかったです。 あの美術館に相応しい。ただ、坂に建っているので、階段が多く、エレベターのないのが難点。昼食はとても素晴らしかった。今はレンガ亭という パン屋ですが、かつては金谷レースのノコギリ屋根、工場跡です。本宅のお座敷にあがり、腰かけて、名物おきりこみ(ひもかわうどん、手打ちの) とソースかつどんを頂きました。そこから、歩き組と車組に分かれました。東久方町の織屋で、中に入れてもらいあのうるさい音の中、機械織りを 見せてもらいました。出雲大社のお守りの布を織っていました。天神様の裏から、本町4丁目あたりまで歩きました。鉾座で合流、桐生教会に。牧師 が待っていて下さり、教会の簡単な歴史を話され、皆で讃美歌を歌いました。そして、最後は永吉さん宅へ。庭を一回りして、中へ入ると、テーブル の上に、稲荷ずし、名物花ぱん、棒チョコ、チーズ、サラミがのったクラッカー、柿など、車中から見た鈴なりの柿を思いご馳走になりました。 この旅で、夜の懇親会に来て下さった、立見さん(群馬支部長)春山さん、藤掛さん、本田さん、久保田さん、桐生支部の皆さまに感謝しましょう。 永吉さんを手伝った久保田さん有難う。同窓生の家に寄せて頂いた時、もう、我家に帰ったようでした。永吉さん有難う。車で荷物を運び、人々を 乗せて下さった、加藤誠二郎さん夫妻。ボランテアーさん有難う。この旅に参加できなかった、ヘボン世話人の方々、メンバーにも感謝して無事帰 りました。皆さま、お疲れ様でした。感謝。吉田惠子

2011/09/29 第190回 勝俣誠氏「アフリカの今:明学生と見たアフリカの若者」

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国際政治経済学者でアフリカ地域研究の学者でもある、国際学部勝俣誠教授は、やはりアフリカ研究の第一人者だけあって、 アフリカの現代社会をマネーとパワーの両側面から切り取り、校外実習のゼミ学生達が制作した映像・音声のDVDを駆使しながら、 鋭い分析と解り易い解説で私共に語りかけて下さいました。先生には設定時間よりもかなり早くお話を始めて下さり、設定時間ギリギリまで 質疑応答にお答え戴きました。私共50名の参加者は、先生の熱く語られる講義に圧倒されると同時に、このような学生思いの優しい先生の 授業を受講出来る学生達が恵まれていることを痛感しました。

2011/06/17 第189回 麻生興太郎氏「検事時代の体験を通じて学んだ人間学」

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終わってから皆さんの感想を聞くと堅い話だと思っていたらすごく面白かった…という意見が大半でした。麻生氏は大変ユーモアが おありで冒頭から聴衆を引きつけて最後まで離しませんでした。最初に公証業務のご案内・何故検事に任官したのかを含めて自己紹介をされると、 自分は必ず時間通りに終わるから心配しないで、それには秘訣があってどんなに途中でもその時間に止めればいい、と笑いを取った後で おもむろに本題に入って行きました。百戦錬磨の経験の中からある教訓を導き出す形で幾つかのエピソードが語られましたが、それは個人はもちろん 会社経営者にとっても大変役に立つ話でなるほどロータリーやライオンズでもひっぱりダコなのが頷けました。中でも印象に残ったのが 麻薬事件に明け暮れた数年間、ヤクザ者を相手にいかに相手の心を開かせるのかという話でした。そのとき子どものために読んでいた絵本や宇宙の 話が大変役に立ったことは大変興味深いものでした。もっと聞きたいと思っていたらあとは自分の著書「検察官の仕事」を読んでくれと宣伝も 忘れませんでした。

2010/12/04 第188回 クリスマス午餐会

12月4日アドヴェント最初の土曜日の午後、都心・広尾のレストランでヘボンクラブ恒例のクリスマス午餐会を開催した。 予想を超えた参加者で設定席が満席となり、さらに席を追加するほどの盛況であった。卒業生を中心に、中山弘正元学院長、 金井信一郎元学長、津田一路元高校長など、招待の学生さんなど、老若70歳以上の年齢幅の会合となった。 今回はヘボンクラブのアットホームなクリスマス会が好評で何組もの夫婦が同伴で参加してくださった。 会全体は当会最古参の中富頴隆さんによる名司会、息女・敬子さんのピアノ演奏で進行した。 クリスマス礼拝は平本善一牧師によるイエスのおしえ「仕えるものとなりなさい。」を拝聴し、救い主イエスさまの来臨と聖旨を心に納めた。 続いて、大きなガラス窓越しに緑に覆われたパティオを眺め美味な食事を楽しみながら、みんなでクリスマス・ソングを歌い、 岩崎次郎さんの独唱や上妻康二さんのシャンソンに聞き惚れ、羽野真理耶さんのS.R.ブラウン宣教師ゆかりの地探訪のテーブル・ スピーチに昔をしのび、なごやかな雰囲気の中で愛餐の時を過ごした。最後に“♪もろびとこぞりて”を合唱して散会した。

2010/09/17 第187回 川上和久氏「参院選後の政治状況・報道分析から」

今回は明治学院大学・副学長・法学部教授、川上和久先生のお話を伺いました。 参院選が終わり民主党党首も決まった後のタイムリーなお話でもあり、約60名の方に ご参加いただきました。TV・新聞・雑誌等々頻繁に出演されておられる先生のお話は 具体的・実証的な内容で、最後の質問タイムも暑い議論で盛り上がりました。 ユーモアも交えながらのお話しは実際の時間の半分くらいに感じられました。 海外メディアと比べ日本のものは大変中立的だという点、政治に対するテレビ・新聞の 影響度、視聴率を求める故の問題点、政治は若者のために中、長期的なビジョンを示せ、 といったことが印象に残りました。

2010/06/11 第186回 加山久夫氏・千葉明徳氏「賀川豊彦先生献身百周年を過ぎて」

@加山久夫氏より「多方面に亘る社会活動の現代史的意味を探る」と題して神戸のスラムでの救貧活動に始まり、 労働者・生活者・農民の組合設立、国際平和運動などを主導したお話していただきました。 A千葉明徳氏より「明治学院との関わりを振り返る」として学生として、また教師として、明学生協設立の支援者としての ことを熱く語っていただきました。 講師:加山久夫先生 賀川豊彦記念松沢資料館館長、明学大名誉教授。 国際基督教大学チャプレンを経て、明学大教授。キリスト教研究所長、 宗教部長歴任。明学定年退職後、現職に就任。上倉田教会牧師。 講師:千葉明徳牧師 シャローム福音教会を設立、現在はシャローム 福音教会名誉牧師兼シャローム保育園長。明学大経済58年卒。 在学中、賀川の協同組合論を受講。学友たちを誘い明学生協を57年に設立。

2010/04/18 第185回 アウティング「浜離宮・八重桜鑑賞」

最近、異常気象ともいえる大変寒い日が続いていましたが、今日は信じられないほどの快晴でした。 10:30、新橋駅に集合し歩いて15分ほどで浜離宮へ。想像以上の広大な敷地を自由に散策した後、芳梅亭という趣のある 集会所で持参のお弁当をいただきました。そこで小暮様からこれから訪れる歴史のポイントをレクチャーしていただき 水上バスに乗って実際の現場へ。明治学院ゆかりの地・築地・明石町を小暮様の解説で散策し解散しました。 小暮様が世田谷支部のイベントで作成した解説のポイントはこちら⇒明治学院ゆかりの地・築地・明石町散策の解説 ご興味のある方は是非ご覧下さい。

2010/03/12 第184回 マンダリンオリエンタルコンシェルジュ・角田陽子氏「コンシェルジェ流 Do For Others」

大分市出身、明治学院大学文学部英文科1985年卒の角田陽子さん、卒業後、著名ホテルを経て現在に至るまでの過程を 大変興味深くユーモラスにお話して下さいました。当時女性の憧れの職場であった赤坂プリンスホテルのコンシェルジェで 基礎を勉強したあと、ホテル西洋銀座に就職するときの明学卒であることが大変役立ったというエピソードや、 そこでのハリウッドスターを相手にした裏話、マンダリンオリエンタルでの世界各国からのVIP相手の珍問答など、 話は尽きることなくあっという間の時間でした。

2009/12/05 第183回 クリスマス午餐会

ミニコンサート 広尾駅の近く、フランス料理「シェ・モルチェ」にて久田み子さん(二期会会員)、栗山佳子さん(ピアノ)による ソプラノミニコンサートが行われました。約60名の皆様にお集まり頂き、楽しいひと時を過ごしました。 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああ

2009/9/11 第182回 元日本語講師養成学校・学院長 坂本徹氏「外国人学習者の質問から見える日本語の特質」

坂本徹氏 日本人なら当たり前に使っている日本語も外国人から見れば不思議なことが一杯で、説明するとなると考えたこともない ことも多く、なかなか難しいということを、実際の質問から面白おかしくお話しして下さいました。結論として日本語は、 「聞き手責任」の文化を体現している言語である。と聞く側が相手のことを慮って察することが大事である、といかにも 日本的だと感じました。さて、今回も多くの方にご出席頂き誠にありがとうございました。特に始めての方のご出席も 多く、和やかな雰囲気のうちに会を持つことができました。ヘボンクラブは住む地域に関係なく明学関係の方ならどなたでも 参加できる自由な会です。まだ、お越しでない方は是非一度遊びに来てください。ご連絡をお待ちしています。

2009/4/17 第181回 明治学院大学法学部・鈴木敏彦教授「裁判員制度について」

鈴木敏彦教授 裁判員制度は、国民から選ばれる裁判員が、刑事裁判に参加する制度です。6人の裁判員と3人の裁判官が、ともに刑事裁判に立ち会い、 被告人が有罪か無罪か、有罪の場合どのような刑にするかを判断するものですが、全くの素人がはたして付け焼刃でできるものなのか、 そこにはいろいろな問題があることが分かりました。専門家の立場で推進するのが建前ですが、本音は反対する部分があるという 苦しい胸の内を語ってくれました。

2009/2/21 第180回 NHKアナウンサー末田正雄氏「緊急報道の裏側」

末田正雄氏 時に真面目に時にひょうきんに、NHK現役アナウンサー末田さんの講演は豊富な経験と知識で会場を魅了しました。特に緊急報道時に 必要となる様々な資料を自らこつこつと作り続ける話しや、毎晩深夜に放送局内で行われる疑似地震発生の速報報道訓練など、 華やかな世界に見える放送局からは想像できない地道な活動には感動さえ覚えました。週末にもかかわらずお集まりいただいた ヘボンクラブの会員の皆様に感謝申し上げますと共に末田さんのますますのご活躍を心よりお祈りいたします

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